千歳市 史跡 キウス周堤墓群(しせき きうすしゅうていぼぐん)

北海道固有の縄文時代の墓群としては最大級の規模を誇る

周提墓とはあまり聞き慣れない言葉ですが、地面を円形に掘り下げ周囲を環状に土で盛った、縄文時代後期に造られた北海道固有の共同墓地のことです。道内にはわずかに周堤墓群が点在し、なかでも史跡キウス周堤墓群は他に例のない縄文時代最大級の規模。現在9基が存在し、形状がわかる8基のうち外径約83mの1号周提墓はほぼ完全な状態で残っています。2号周提墓はくぼみが最大4.7mという深さです。地表からそれらの形を見ることができるまとまった周提墓として、現在約11ヘクタールの範囲が国の史跡に指定されています。

  • 0123-24-4210(千歳市教育委員会埋蔵文化財センター)
  • 新千歳空港から車で約20分
    道東自動車道の千歳東ICを越してすぐに、道路の両側にせまる林が目印