最北の地でトレッキングと離島を満喫するスケールの大きな4泊5日。 旭川空港IN　／　稚内空港OUT

旭川空港に到着したら、バスでまっすぐ大雪山国立公園の旭岳へ。「旭岳ビジターセンター」で、まずは情報を収集しましょう。ここでは登山やネイチャーウォッチなど季節によっていろいろなツアーを催行しているので、事前に申し込んでおくとガイド付きで自然散策が楽しめます。

情報収集で見どころがわかったら、すぐそばの「大雪山旭岳ロープウェイ」山麓駅からロープウェイに乗って標高約1,600ｍまで一気に上がります。ロープウェイを降りたら展望台から景色を一望し、いよいよトレッキング開始。姿見の池を回る散策コースは1周約1時間で回れるので、肩慣らしならぬ「足慣らし」といきましょう。

2日目は旭川駅から電車で北上し豊富町を目指します。ここには世界的にも希少な、油を含んだ珍しい温泉が湧いていて、入浴後はお肌がしっとり。お肌への効果は全国的にも有名で、長期滞在する人も少なくないとか。「豊富温泉 町営温泉入浴施設 ふれあいセンター」でそのお湯を堪能しましょう。

この日は、温泉から徒歩1分の「豊富温泉　川島旅館」に宿泊。夕食と朝食には特産品の乳製品や地元の食材をふんだんに盛り込んだメニューが。食事で英気を養います。何よりも心のこもったおもてなしに、長距離移動の疲れも気づけばどこへやら。

おいしい朝食でエネルギーを注入したら、3日目はさらに北へ。日本最北端の稚内市を目指します。その前に、「サロベツ湿原」の散策を楽しみましょう。日本三大湿原に数えられるサロベツ湿原はラムサール条約にも登録されている世界的にも重要な湿原。広大な湿地に整備された木道を歩けば平地でも高山植物が見られ、野鳥にも会えるかもしれません。
稚内に移動したら、「日本最北端の地の碑」が立つ「宗谷岬」はぜひ立ち寄りたいスポット。晴れていれば遠くにサハリンを眺めることも！バスの時間が合えば、そのすぐ南に広がる「宗谷丘陵」の爽快な風景も楽しみたいところです。

続いて世界でも珍しい半アーチ形の「稚内港北防波堤ドーム」へ。ゴシック建築風のドーム内はとってもフォトジェニック。この日は稚内市内に宿泊します。

4日目は稚内港からフェリーで離島に渡ります。最初に行くのは利尻島。鴛泊フェリーターミナルに到着したら、定期観光バスを利用して秀峰利尻富士めぐりに出発。青空にくっきりと浮かび上がる利尻山は、その美しい姿から「利尻富士」と呼ばれています。

利尻富士の雄姿を眺めながら、花が咲く「姫沼」や利尻観光のハイライトともいえる「オタトマリ沼」へ。お昼頃には再びフェリーに乗り込み、お隣の礼文島に向かいます。この日のランチは礼文島の香深港フェリーターミナル周辺でいただき、宿にチェックイン。明日に備えてゆっくり休息しましょう。

北海道の旅もついに5日目の最終日。礼文島では定期観光バスに乗って、絶景スポットや映画のロケ地をめぐります。透明度の高い海がすぐそこに見える「澄海（すかい）岬」や島の最北端「スコトン岬」にも立ち寄り、対岸に利尻富士を望む映画のロケ地「北のカナリアパーク」で撮影タイム。

「花の浮島」と称賛される礼文島。定期観光バスには乗らず、トレッキングで島内をめぐるのも一案です。ランチを済ませて、フェリーで稚内港へ。稚内空港から空路、家路につきます。