レンタカーで行く、花と緑の絶景スポットめぐり2泊3日の旅 新千歳空港IN　／　帯広空港OUT

花の季節をたっぷり楽しむために、午前中の早い便で新千歳空港へ到着。レンタカーを借りて、札幌郊外の「国営滝野すずらん丘陵公園」へ向かいます。北海道の牧歌的な田園風景を模した園内の「カントリーガーデン」は、5月には約20万本ものチューリップが見頃に。丘一面の花畑をバックに写真撮影したら、高速道路を走り、北海道のほぼ中央へ。

ラベンダー畑が広がる富良野から美瑛を貫く国道237号は「花人街道」と呼ばれる絶景のドライブルート。「フラワーランドかみふらの」や「かんのファーム」などの農園に立ち寄りながら、色とりどりの花畑が大地を彩る景色を満喫しましょう。十勝岳連峰を望む「パノラマロード」を走り、この日の宿泊地「白金温泉郷」へ。旬の味覚と天然温泉で、旅の気分がさらに高まります。

2日目は早起きして、白金温泉郷にほど近い「白金青い池」で日の出を待ちます。水面が“BIEI BLUE（ビエイブルー）”と呼ばれる青色に見える不思議な池で、カラマツが立ち枯れた様子も幻想的。朝の光を浴びた池の美しさは奇跡のようです。源流の「白ひげの滝」も必見。

朝食を済ませてチェックアウトしたら、北海道の最高峰「大雪山旭岳」へ。眼下に広がる雄大な景色を眺めながら、ロープウェイで標高約1600mの5合目まで行き、約1時間かけて散策コースを1周。貴重な高山植物の花畑を楽しみましょう。下山後、森の中にガーデン花園やレストランがある「大雪　森のガーデン」に立ち寄り、大雪山の麓の「層雲峡温泉」へ。高さ100m以上の断崖が続くダイナミックな峡谷にある温泉池で１泊すれば、非日常の世界に浸れること間違いなしです。

最終日は、北海道を代表する美しいガーデンが集中している帯広・十勝へ。自然の生態系を生かした「十勝千年の森」は、英国のコンテストで“世界一美しい庭”と絶賛された庭園など、見どころがいっぱい。セグウェイのガイドツアーやナチュラルチーズづくり、乗馬なども楽しめます。

最後に訪れるのは「紫竹ガーデン」。1927年生まれの園主“紫竹おばあちゃん”が、夫亡き後、「子どもの頃に遊んだ花咲く野原をつくり、残したい」と63歳で一念発起し、育て上げた心休まる庭園です。草花に囲まれたレストランで、押し花のクッキーや十勝名物の豚丼を楽しみ、帯広空港へ。チーズやスイーツ、ワインなどのお土産を買って、飛行機に搭乗。目を閉じれば、美しい風景の数々が蘇ってくることでしょう。