ノスタルジックな街並みを歩き、朝市で元気をチャージ。自然と温泉にも癒される旅 函館空港IN　／　新千歳空港OUT

北海道の南の玄関口、函館空港に降り立ったら、さっそく市内観光をスタート。空港からバスで最初の目的地、五稜郭公園に到着。江戸時代後期に作られた星形五角形の西洋式城塞を五稜郭タワーから一望します。

ランチの後は、市電に揺られて元町エリアへ。この辺りは1800年代半ばに作られた旧イギリス領事館や教会などレトロな西洋建築が並びます。教会の中を見学すると、神聖な空気に心が安らぐのを感じるでしょう。港へと続く坂道の風景も、函館の見どころです。夕食後は、函館山から夜景を眺望。ロープウェイで行く山頂からの美しい街の灯は感動もの。盛りだくさんの1日を終え、「湯の川温泉」の宿で、翌日に備えてゆっくり休みましょう。

2日目の朝はちょっと早起きして「函館朝市」へ。その日の朝に水揚げされた新鮮な魚介を眺めながら市場を歩き、名物のイカそうめんや海鮮丼、焼き魚定食などを朝ごはんに。市場の中で、イカ釣り体験に挑戦できるのも函館ならでは。

腹ごしらえができたら、電車で「大沼国定公園」へ。「駒ヶ岳」の裾野に広がる湖沼群を遊覧船で巡ります。1周30分、心地よい風を感じながら大沼湖・小沼湖をクルージング。風のない晴れた日は、湖面に映る駒ヶ岳も美しい、風光明媚な場所です。今夜のお宿は、「登別温泉」。「温泉のデパート」と呼ばれるほど、豊富な泉質のお湯に旅の疲れをほどきます。

名湯にリフレッシュした朝は、温泉街の散策から始めましょう。登別温泉の源泉となる「登別地獄谷」は、火山活動によってできた直径450ｍもの爆裂火口跡。1周約10分の遊歩道を歩きながら間近に見る、大地を割って上る湯気や温泉の川は迫力満点です。

登別温泉を出発し、向かうは2020年にオープンした白老町の「ウポポイ（民族共生象徴空間）」。アイヌの歴史や文化を紹介する国立アイヌ民族博物館を見学したり、フィールドミュージアム「国立民族共生公園」で、アイヌの伝統工芸づくりを体験したり。普段の生活では出会えない文化にふれられるのも旅の奥深さ。2泊3日で、北海道の歴史や文化に親しみ温泉も満喫できる、大満足の道南コースです。